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レバナスとは
米国のNASDAQ市場の株式指数にレバレッジを掛けた投資信託等は、通称レバナスと呼ばれています。
(レバレッジとは、値動きを2倍3倍と大きくする仕組み)
NASDAQ市場は、ハイテク企業や新興企業といった景気敏感な企業が数多く上場しているので、その株価指数の値動きは激しいことで知られています。
元々値動きの激しいNASDAQ市場の株価指数をレバレッジ効果で倍にするレバナスは、コロナ禍の量的緩和政策で株価が急上昇していた2020年頃から大変注目を集めていました。
積立投資によるドルコスト平均法
基準価格が日々値動きする投資信託等を、一定の金額で積立投資する方法のことをドルコスト平均法と呼びます。
投資信託等を一括投資ではなく、時間分散して積立投資することによって、基準価格が低い時の購入口数は多くなり、高い時の購入口数は少なくなります。
長期的な価格変動リスクを低減させるのに有効な方法です。
今月の運用成績
レバナス積立投資を始めてから2年1ヶ月が経過した2023年11月時点の運用成績は以下のとおりです。
【運用商品】楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス)
【つみたて金額】30,000円/月
【トータルリターン】37,347円(5.08%)
米国長期金利の高止まり観測による米国株価下落を受け、トータルリターンは7月に最高値を記録してから下落傾向が続き、10月末には一時マイナスを記録した時期もありました。
ボラティリティの大きいレバレッジ商品なので、これくらいの下落は承知の上ですが、為替ヘッジ有の商品でもあるため円安ドル高の恩恵も受けられないのは残念な感じです。
とはいえ、足元では米国の利上げ停止観測を受けて、米国株、特にNASDAQ株価指数が上昇を始めました。
このまま中立金利まで下げていくのか、どのくらいの期間をかけて下げていくのか。
これらの条件次第ですが、今後米国が利下げするであろう1~2年間でレバナスの運用成績が大きく跳ね上がる可能性も残されていると思います。
過度な期待は禁物ですが、2021年頃にレバナスがもてはやされた時期とは異なり、今は全くの無風であることが逆にチャンスのような気がしています。