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つみたてNISAの銘柄選定|eMAXIS Slim S&P500
つみたてNISAで投資する銘柄は、「長期右肩上がりの実績ある指数(S&P500)」「信託報酬の低さ」「純資産額の大きさ」から判断して、eMAXIS Slim S&P500を選定しました。
特に、業界最低水準の運用コストを目指すことをファンド運営会社(三菱UFJ国際投信株式会社)が明示してくれていることが、つみたてNISAでの長期運用を託する決め手となりました。
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2024年5月(運用3年1ヶ月目)の運用成績
つみたてNISAを始めてから3年1ヶ月が経過した2024年5月時点の運用成績は以下のとおりです。
【運用商品】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
【つみたて総額】1,079,992円
【トータルリターン】527,438円(48.83%)
なお、つみたてNISAの積立期間が2023年末に終了したので、2024年1月以降はほったらかし投資となっています。
実質投資金額(オレンジ色の線)が、2023年12月以降は直線となっており、積立期間が終了したことを表しています。
積立投資による入金はできていないのですが、トータルリターンは右肩上がりです。
損益率は、最後の入金終了後の2024年1月に記録した38.20%から、ほったらかしたまま5か月が経過した2024年5月には48.83%に上昇しました。
S&P500の好調と、記録的な円安ドル高が背景にあるのはもちろんなのですが、やはり運用長期化に伴う複利も効いてきています。
このままほったらかし投資で、何年後に元本の2倍になるのか楽しみです。
これからの運用期間(非課税期間は20年)の中では、上昇だけではなく下落もあると思いますが、一喜一憂せずしっかりとホールドしたいと思います。
ホールドしたつみたてNISAの運用実績は、新NISAの積立投資を長期継続するモチベーションにもなりますね。
過去の運用成績
2022年
年初から米国利上げショックが始まり、つみたてNISA開始以来初めての元本割れを経験しました。
ただ、米国の金利が上がり、日本の金利がゼロ金利(マイナス金利)のままであったため、ドル高円安がすすみ、S&P500指数の下落ほどには、為替ヘッジの無いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価格は下落しませんでした。
それどころか、夏ごろにはプラスに転じる時期もありました。
日銀の為替介入で再びマイナスとなり、介入効果が薄れるとプラスに戻る、実体験で金利というものを学ばせていただきました。
2023年5月
米国の利上げ終了予測から、一転して上昇ムードになりした。
一進一退していた含み益も春先から大きくなり、2022年の利上げショックに左右されず淡々とつみたてを継続してきて良かったと思いました。
2023年9月
米国利下げ開始の延期観測から調整(下落)ムードとなり、含み益がやや減少しました。
とはいえ、利上げショック、ロシアのウクライナ侵攻、中国経済失速等々、後世の歴史の教科書に載りそうな出来事がいろいろあった中で、長期的に右肩上がりのインデックスファンドは安心なのだということを、自分自身の経験として学べたことは、今後の新NISAでの資産運用を考える上でも貴重な財産でした。
2023年10月
米国長期金利の高止まり観測による米国株価下落を受け、トータルリターン率は先月(19.88%)よりやや下がりました。
微減で済んだのは、記録的円安による為替差益と相殺したためです。
2022年後半からこの傾向が続いていますね。いつ米国が利下げに転じるか、また日本が利上げを余儀なくされるか。
これらが同時期に起きた場合、米国株価上昇と円安による為替差損が相殺するため結局安定するのか。
つみたてNISAなので何があろうとコツコツ積み立てていくことに変わりは無いのですが、気になるところです。
2023年11月
高止まりしていた米国長期金利が11月15日に大きく下落し、その後も下げ傾向が続いています。
米国短期金利も、利下げ開始時期はまだ先のようですが、金利先物市場のチャートを見る限りこれ以上の利上げ予想は無くなってきました。
これらの状況を受けて、米国株価は11月半ばに急上昇し、その後も高め安定しています。
為替については、1ドル=150円の水準を維持しています。
米国長期金利が下がっても円高に戻る雰囲気は今のところ感じられません。
為替変わらずで米国株価上昇したため、つみたてNISAのトータルリターン率は先月(17.30%)より大幅に上昇しました。
米国大統領選挙前年の年末はS&P500が上昇するというアノマリーがありますので、どこまで上がるのか楽しみです。
2023年12月
FOMCで3会合連続の利上げ停止が決定され、2024年に3回の利下げが行われる観測が強まったことを受け、S&P500は堅調に上昇しています。
2022年の金利上昇による下落局面はとても長く感じられましたが、長期的には右肩上がりというS&P500の歴史をまざまざと見せつけられた感じです。
一方、為替については米国金利下落を受けて、先月の1ドル=150円から今月は1ドル=143円と円高ドル安に振れたため、為替ヘッジ無しのeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価格は、ドル建てS&P500の上昇ほどには上がりませんでした。
さて、つみたてNISAの積立期間は今月をもって終了となりました。
これからは運用期間(非課税期間は20年)となります。
ここから先は、運用期間が長くなるほど威力を発揮する複利効果に期待して、しっかりと長期運用していきたいと思います。