電車が緊急停止した時にGoogleマップで自己位置確認
先日、乗っていた電車が緊急停止しました。
首都圏で電車に乗っている以上、緊急停止が高頻度で起こることは避けられないのでしょうが、パニック障害を抱えた者にとっては本当に恐怖です。
緊急停止の瞬間は急速に不安が増大して発作に至るので、それに負けない迅速な対処法で冷静さを取り戻すことが大切です。
代表的な対処法がリラクゼーション(呼吸法、筋弛緩法、エッセンシャルオイルやツボ押し等の五感刺激など)や客観視(状況についてメモを取る、周囲の人間や風景を観察して気持ちを外に向けるなど)になります。
私も幾度となく緊急停止を経験してきた中、これらの対処法でなんとか危機を乗り越えてきました。
ギリギリだった時もありますし、上手く機能して他者の心配をする余裕まであった時もあります。
人間って不思議ですね。
先日の緊急停止では、なぜかこれまでに無い行動をとりました。
というのも、次の停車駅までもうすぐだったような気がしたので、安心感を欲しさにGoogleマップで自己位置を確認したのです。
すると地図上で次の停車駅がものすごく至近距離に感じられて、急速に冷静さを取り戻せました。
Googleマップで自分を客観視することで電車恐怖を軽減
この方法を緊急停止時だけではなく、電車走行時にも応用できないかと思い、実際に試してみました。
その結果、Googleマップで自己位置を客観視しながら乗車することは、電車恐怖の軽減にかなり役立ちました。
もちろん個人差があると思いますが、パニック障害特有の不安感で脳内がいっぱいになってしまうような状態を切り替えるためには、集中力を脳内から地図上へもっていける可能性があるので、試してみる価値はあると思います。
もちろん、対処法の引き出しは数多く持っていた方が良いと、パニック障害と20年間付き合っている私としては思いますので、その中のひとつとして組み入れてみます。
スマホを手にしながら乗車することが多いですし、「迅速な対処法」という観点では有利ですよね。
即効性に優れた対処法、遅行だけど深い安心感が得られる対処法、これらのスキルを体得することで、いつの日かパニック障害が薄れて消えていく、そんな気がしています。