パニック障害

認知行動療法|失敗の原因は練習頻度、間隔を狭めて再挑戦(2020年7月)

2023年8月23日

認知行動療法|失敗の原因は練習頻度、間隔を狭めて再挑戦(2020年7月)

再び飛べなくなった原因をカウンセラーに相談

10年ぶりのカウンセリング。

不安階層表を作成して段階的に挑戦するという認知行動療法は前回と同じだった。

副交感神経の活発な状態を作り出すリラクゼーションも「筋弛緩法」「呼吸法」と同様であった。

新しい画期的な何かを求める気持ちも無くは無かったが、さすがにこの道20年のベテラン(?)なので、そんな近道は無いことを承知している。

むしろ、これまでやってきたことに間違いは無かったのだ。

ただ、平素からの練習をおろそかにしていたので、緊急時やその前段階でリラクゼーションを有効に使えていなかったことを反省した。

一方、パニック障害が進行していってしまう仕組みであるとか、これを解消するためになるべく長い時間、なるべく頻繁にトレーニングするほど効果があるということは、新しく教わった(あるいは失念していた)。

一度克服できたことが再びできなくなる、成功体験が積み上がらないというのが、これまでのトレーニングにおける最大の悩みだったが、確かに頻度は低かった。

飛行機や新幹線などは、基本、長期休暇の実家帰省でしか使わなかったので、1年以上のインターバルが空くことが普通だった。

今はまだ飛行機や新幹線に乗ることなど考えられないが、日常生活で使う電車は頻度高くトレーニングできるのだから、頑張ろう。

不安階層表を作成

今回作成した不安階層表は次の通り。(不安度0:苦痛なくできる、50:頑張ればできる、100:どうにもできない程不安)

階層不安や恐怖を感じる状況不安度
普通電車(駅間5分)60
普通電車(駅間10分)80
特急電車100
新幹線100
飛行機100

いきなり60からのスタートだが、1駅の区間だから仕方がないと思っていたら、心理士さんから「奥様と一緒にというのはどうですか」とアドバイスいただいた。

そういえば、1回目のトレーニングも、同じ方法で不安度を下げたのだった。

厳しすぎず、甘すぎず、頑張れば何とかできそうな目標を立て、頻度高く反復トレーニングしよう。

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