パニック障害

認知行動療法|失敗の原因は練習頻度、間隔を狭めて再挑戦(2020年7月)

認知行動療法|失敗の原因は練習頻度、間隔を狭めて再挑戦(2020年7月)

10年ぶりのカウンセリング。

不安階層表を作成して段階的に挑戦するという認知行動療法は前回と同じでした。

副交感神経の活発な状態を作り出すリラクゼーションも「筋弛緩法」「呼吸法」と同様でした。

新しい画期的な何かを求める気持ちも無くは無かったのですが、さすがにこの道20年のベテラン(?)なので、そんな近道は無いことを承知しています。

むしろ、これまでやってきたことに間違いは無かったのです。

ただ、平素からの練習をおろそかにしていたので、緊急時やその前段階でリラクゼーションを有効に使えていなかったことを反省しました。

一方、パニック障害が進行していってしまう仕組みであるとか、これを解消するためになるべく長い時間、なるべく頻繁にトレーニングするほど効果があるということは、新しく教わりました。

一度克服できたことが再びできなくなる、成功体験が積み上がらないというのが、これまでのトレーニングにおける最大の悩みでしたが、確かにトレーニング頻度は低かったです。

飛行機や新幹線などは、基本、長期休暇の実家帰省でしか使わなかったので、1年以上のインターバルが空くことが普通でした。

今はまだ飛行機や新幹線に乗ることなど考えられませんが、日常生活で使う電車は頻度高くトレーニングできるのだから、頑張ろうと思いました。

今回作成した不安階層表は次の通り。(不安度0:苦痛なくできる、50:頑張ればできる、100:どうにもできない程不安)

階層不安や恐怖を感じる状況不安度
普通電車(駅間5分)60
普通電車(駅間10分)80
特急電車100
新幹線100
飛行機100

いきなり60からのスタートですが、1駅の区間だからこれ以上分割できないし仕方がないと思っていたら、心理士さんから「奥様と一緒にというのはどうですか」とアドバイスいただきました。

そういえば、1回目のトレーニングも、同じ方法で不安度を下げたのでした。

厳しすぎず、甘すぎず、頑張れば何とかできそうな目標を立て、頻度高く反復トレーニングしようと思いました。

【認知行動療法】呼吸法を使って普通電車に再挑戦(2020年7月)
【認知行動療法】呼吸法を使って普通電車に再挑戦(2020年7月)

7月4日 カウンセリング 今月の認知行動療法の目標は、カウンセリングで作成した不安階層表の1階層と2階層に記載した、「普通電車(駅間5分)」の反復練習と「普通電車(駅間10分)」への挑戦と決めました。 ...

続きを見る

-パニック障害