パニック障害

大学病院精神科から心療クリニックに通院先変更(2008年5月)

2023年7月31日

大学病院精神科から心療クリニックに通院先変更(2008年5月)

薬だけの受診で3年経過、正しく受診し直そうと転院を決心

新居から普通電車での通勤は克服しました。

とりあえず一歩前進。

しかし、日常生活の中で不意に襲ってくる強い不安感。

なんと表現すればいいのかわからないのですが、

スッと冷めるような感覚が来て、

この感じは過去に強い不安が来た時と同じだと予期し、

いやいや今の今まで普通だったのだからすぐに気持ちを立て直そうとし、

やっぱりだめだ不安が強くなってきた、

ああ完全に元(うつ病の急性期)に戻ってしまったどうしよう、

というのが例えば風呂上がりの何気ないときに不意に襲ってくるのでした。

また、確認する癖も強くなってきました。

食べ物を口に入れる前に何度も表裏をガン見して、口に入れるともう二度と会えなくなってしまう前の各種確認を何度もする。

こうなるとゴミも捨てられなくなってくる。

汚い話ですが、お尻を拭いたトイレットペーパーも流すのに物凄く勇気とお別れの儀式が必要となり長時間を要する。

ネットで調べてみると強迫性障害というのが該当しそうです。

そんな頃、妻がパニック障害を専門とするクリニックが紹介されている新聞記事を見せてくれました。

そういえば、きちんと受診もせず、妻の代理受診で処方してもらったパキシルとソラナックスを服用するだけの生活になって3年が経ちます。

今度こそ正しく受診しよう、病気と正面から向き合ってきちんと治そうと心に決め、そのクリニックを予約しました。

すると数日後、書類の束が送られてきました。

中身は調査用紙でした。

私のこれまでの生い立ちやバイオリズム、症状についての詳細なアンケート。

過去2度の受診では口頭で軽くしか私の症状を聞いてもらえなかったこともあり、やはり専門のクリニックは違うなと思いました。

受診当日、先生から事前調査に基づき事細かに質問され、時々責められているような気持になりながら応答していましたが、考えてみれば私の症状を掌握しようと真剣に向き合っていただけている証左であり、ありがたい事でした。

生活習慣や物の考え方についてご指導いただき、うつ病ではなく双極性障害であるとの診断で、薬の処方が変わりました。

常用していたパキシルは少しずつ減薬されてゼロに。

その後ドグマチールが短期処方されこれもゼロに。

頓服していたソラナックスは、ワイパックスへ変更されました。

新規に、リーマス、デパケンR、メイラックスが追加されました。

時折攻撃的な気分になっていたのはパキシルの作用だそうです。

うつ病ではなく躁うつ病ということであれば、時々ハイになる自分に納得ができました。

薬の量が増えたみたいで少し嫌でしたが、1つ1つの処方の狙いや今後の見通しについて、今回ほど明確に説明していただいたことは無かったので、頑張って服用しようと思えました。

先生に対する安心感が、この治療方法で正しいのだという自信につながり、少しずつ快方に向かっていることを実感しました。

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