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新NISAと併用|米国超高配当ETFを特定口座の外国税額控除で節税運用

2024年1月4日

新NISAと併用|米国超高配当ETFを特定口座の外国税額控除で節税運用

新NISAから除外されたJEPI、PFFD等を特定口座で運用

新NISAの投資方針を検討した結果、つみたて投信枠ではS&P500連動の投資信託、成長投資枠で日本高配当ETF・米国高配当ETFを購入することにしました。

新NISAの投資戦略|S&P500投資信託と日米高配当ETFの組合せ
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※ 2023年9月4日に公開した記事ですが、追記・修正して2024年1月21日に再度公開しました。 Contents投資目的と投資方針つみたて投信枠ではS&P500投資信託修正:投資先をeMA ...

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米国高配当ETFについては

  • 高配当ETFとして有名な「VYM」「HDV」「SPYD」をコア
  • 超高配当ETFとして有名な「JEPI」「PFFD」等をサテライト

以上のようなコア・サテライトの役割分担で投資して、ポートフォリオ全体の利回りをコア・サテライトの保有比率で調整しようと思っていました。

しかし、新NISAでは「JEPI」「PFFD」等が除外されてしまいました。

これら米国超高配当ETFの代替として、高配当のADR銘柄をポートフォリオに組み入れることを検討中です。

しかし、毎月の配当利回りを調査している中で、ADR銘柄の1つであるNGG(ナショナルグリッド)の配当利回りが数日間で55%下落するのを目の当たりにしました。

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やはり個別株は、ETFの代替にはなり得ないのかなと思いつつ、少しでも安定して配当利回りが高いADR銘柄を探しております。

他方、個別株の恐ろしさを知って、当初計画どおり米国超高配当ETFを運用することも再び考え始めました。

米国超高配当ETFは毎月分配型という理由により、新NISAから除外されているため、運用するなら特定口座(課税口座)になります。

米国超高配当ETFの分配金に対する課税率は、以下のとおりです。

  • 新NISA:米国税10%
  • 特定口座:米国税10%、日本税20.315%

これだけ見ると、やはり新NISA対象商品の中から投資対象を選定しようかなと考えてしまいます。

しかし、ここには表現されていない、特定口座が有利になる要素もあるのです。

  • 新NISA:米国税10%
  • 特定口座:米国税10%、日本税20.315%、外国税額控除(日本税から米国税を一定量控除)、損益通算(株式売却等の赤字と黒字を相殺して課税額を下げる)、繰越控除(1年間で損益通算できなかった赤字を、翌年から3年間まで繰り越して控除できる)

上記を比較すると、米国ETFの分配金に関しては、新NISAと特定口座で、どちらも米国税10%が課税されることでは同じであり、外国税額控除で節税すればその差は無くなるか、かなり小さくなります。(外国税額控除で返ってくる金額 = 納めた税金 × 総収入における外国株式の配当金の割合)

さらに、損益通算や繰越控除を使いこなせば、むしろ有利になる可能性もでてきます。

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以上のことから、新NISA口座と特定口座の併用を視野に入れて、米国超高配当ETFの銘柄比較を再開することにしました。

米国超高配当ETFの配当利回り比較(2024.1)

米国超高配当ETFの2024年1月時点の配当利回りを表にまとめました。

2024年となりましたので、年1回更新の5年平均利回り・増配率も更新しています。

比較のため、2023年10月の配当利回り、前年までの5年平均を、それぞれ( )内に記載しています。

なお、利回りは米国税(10%)抜きで計算しています。

コード配当利回り2019年初からの
株価上昇率
5年平均
利回り
5年平均
増配率
PFFD6.48%

(6.91%)

▲13.71%

(▲29.10%)

5.60%

(5.42%)

▲2.68%

(36.43%)

JEPI8.42%

(9.80%)

5年未満5年未満5年未満
JEPQ10.16%5年未満5年未満5年未満
XYLD10.54%

(10.81%)

▲11.26%

(▲23.49%)

8.94%

(8.09%)

7.39%

(15.05%)

QYLD11.92%

(11.59%)

▲19.51%

(▲31.88%)

11.38%

(10.97%)

▲4.14%

(5.31%)

※ 青太字は前回比上昇、赤太字は前回比低下

2024年以降の米国金利低下に期待

昨年2023年は、年後半にハイテク株が大きく上昇した年でした。

必然的に、ハイテク銘柄の多いQYLDが、相対的に少ないXYLDより成績が良いという結果になりました。

同様に、ハイテク銘柄の多いJEPQが、相対的に少ないJEPIより成績が良いという結果になりました。

QYLDやJEPQはハイテク株上昇相場の恩恵を受けやすく、反面ボラティリティが大きくなる傾向があります。

XYLDやJEPIは相対的にボラティリティが小さいことが強みでしょう。

どちらを選ぶかは投資目的次第ですね。

私は退職金運用で安定した分配金を得ることを目的としていますので、昨年は成績振るいませんでしたが「JEPI」に期待しています。

2024年は米国の利下げ観測もありますので、各銘柄がどのような成績を上げてくれるか楽しみです。

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