資産運用

新NISAを活用|50代退職者の退職金運用ポートフォリオ

2024年1月8日

新NISAを活用|50代退職者の退職金運用ポートフォリオ

投資目的、目標及び運用方針

私は50代半ばで、早めに退職しました。

退職金をどのように運用しようか考えていたところ、新NISAが始まることになりました。

そこで、新NISAでは退職金を運用して、退職後の生活費(住宅ローン)に充当するキャッシュフローを得ることを投資目的としました。

この目的を達成するため、新NISAでは年利4%を長期安定的に確保するポートフォリオを作成・運用することが目標となります。

過去におこなった退職金運用の事前検証などを通じて自己のメンタル耐性も含めて考察し、最終的に新NISAの運用方針を以下のように決定しました。

  • つみたて投信枠ではS&P500連動の投資信託を600万円運用して定率4%取崩し
  • 成長投資枠では日米の高配当ETFとADR銘柄を組み合わせて1200万円運用して年4%の分配金を確保
新NISAの投資戦略|S&P500投資信託と日米高配当ETFの組合せ
新NISAの投資戦略|S&P500投資信託と日米高配当ETFの組合せ

※ 2023年9月4日に公開した記事ですが、追記・修正して2024年1月21日に再度公開しました。 Contents投資目的と投資方針つみたて投信枠ではS&P500投資信託修正:投資先をeMA ...

続きを見る

ポートフォリオに組み入れる銘柄選定

S&P500連動の投資信託は、信託報酬の低いeMAXIS Slim S&P500を購入予定です。

このeMAXIS Slimシリーズは、継続的に最低水準の信託報酬に修正してくれるので、安心して長期保有できるファンド設計になっています。

非上場投資信託としては総資産額がトップレベルに大きいのも安心材料です。

日本高配当ETFは、日本の高配当ETF分析で調べた結果を反映して、年4%の分配金を期待できそうなファンドである14892564を購入予定です。

【新NISAの成長投資枠】日本高配当ETFのおすすめ4銘柄を比較

Contents新NISAの成長投資枠で配当金非課税の日本高配当ETFを運用日本高配当ETFの配当利回り比較(2024.1)1489の5年株価上昇率は、日経225を上回る好成績1494の5年株価上昇率 ...

続きを見る

米国高配当ETFは、米国の高配当ETF分析で調べた結果を反映して、

  • 利回り4%を期待できるSPYDHDV
  • 1月31日に東証上場され新NISAの対象商品に追加された利回り6%強の東証版PFFD(銘柄コード:2019)
  • 今は利回り3%程度ですが優れた増配が期待できるVYM

以上の銘柄を購入予定です。

米国債券ETFのEDVも、債券ながら4%近い利回りと米国債の信用度、そして2024年以降の利下げ局面に期待して購入することにしました。

新NISA成長投資枠|米国高配当ETF・債券ETFのおすすめ銘柄比較
新NISA成長投資枠|米国高配当ETF・債券ETFのおすすめ銘柄比較

※ 2024年1月3日に公開した記事ですが、追記・修正して2024年1月20日に再度公開しました。 Contents新NISAで米国高配当ETFと米国債券ETFを運用米国高配当ETF・米国債券ETFの ...

続きを見る

一方、ポートフォリオに組み入れる予定であった超高配当ETFのJEPI、XYLDなどが新NISAの対象銘柄から除外されましたので、個別株(ADR銘柄)を保有することにしました。

個別株は、ポートフォリオの日米株集中を少しでも分散するため、配当金非課税国であるイギリスのADR銘柄の中からVOD(英、通信)、BTI(英、タバコ)を購入予定です。

これらの配当利回りは10%前後と非常に高く、ポートフォリオ全体の利回りが低い運用初期段階(VYM等が増配途上の段階)における、一時的な利回り底上げという役割を期待できます。

個別株の長期保有はリスクがあるので、ETFが増配次第売却して、ETF追加購入の財源にする予定です。

高配当ADR銘柄の利回り比較|SBI欧州高配当との重複銘柄も紹介
高配当ADR銘柄の利回り比較|SBI欧州高配当との重複銘柄も紹介

Contents新NISAでADR銘柄に投資する理由ADR銘柄の利回り比較(2024.1)配当利回り10%前後を維持する「VOD」「BTI」SBI欧州高配当株式(分配)ファンドの組入銘柄と高い重複度 ...

続きを見る

新NISAを活用した「退職金運用のポートフォリオ」

選定した銘柄で利回り4%以上のポートフォリオを作成しました。

購入金額は投資信託が600万円、日本高配当ETFが各銘柄100万、米国高配当ETF(東証版PFFD含む)が各銘柄200万、米国債券ETFのEDVが100万、ADRが各銘柄50万としています。

各銘柄の利回りは2024.1時点の数値を使用しています。

新NISAを活用|50代退職者の退職金運用ポートフォリオ

今後も新NISAへ満額入金完了するまでの間(年間投資上限があるため最低5年を要する)、投資信託・日米の高配当ETF・ADR銘柄等の調査を継続して、必要に応じて保有比率の修正や銘柄入替を行います。

複利や増配を考慮すると、長期的には分配金・売却金の金額は右肩上がりに増えていくものと想定されます。

そして生活費等の出費ならば、教育費や住宅ローン返済は近い将来に無くなりますし、食費なども減ることでしょう。

つまり、一番お金が必要なのは、人生100年時代とは言うものの、50代~60代なのだと思います。

以上のことから、公的年金なども、60歳に繰り上げて受給しようと考えています。

年金を60歳から繰り上げ受給する理由とは?|新NISAも活用!
年金を60歳から繰り上げ受給する理由とは?|新NISAも活用!

Contents公的年金を何歳から受給するか検討しました60歳以降の収支バランス60歳以降の支出60歳以降の収入収支バランスが最も厳しくなるのは60代前半受給年齢が遅くなる繰り下げ受給のリスクインフレ ...

続きを見る

50代~60代向けの新NISAポートフォリオについて、一案をご紹介しました。

新NISAで主流のインデックスファンド主体の構成ではなく、高配当ETFによるキャッシュフロー主体の構成であることが特長です。

現在、日本の税制は所得課税が中心ですが、将来は北欧等のように富裕税(保有資産に課税)を導入する議論もあります。

新NISAは非課税口座なので、ここでのインカムゲインやキャピタルゲインが課税されることは無いと考えますが、保有資産の一部として計上される可能性は否定できません。

そのようなケースにも柔軟に対応できるよう、複利効果で膨らんだインデックスファンドを取り崩す出口戦略(NISA口座の保有資産が大)だけではなく、株価上昇は相対的に小さくでも高配当&増配で豊かな分配金を得る出口戦略(NISA口座の保有資産が小)も用意しておきたいですね。

-資産運用
-, , , ,